私の思う「A3!の魅力」

こんにちは。
さっそくリニューアル後の第1弾の記事ということで、タイトルの通りここで改めてA3!という作品の魅力をご紹介したいな~と思います。
大前提として世界観やコンテンツの持っている価値観について言語化することによって、今後書いていく記事の土台のようになっていけば良いです。

7周年を迎えた「A3!」の4つの魅力!

2017年1月にローンチしてから、今年で7周年を迎えたA3!。
当サイトも2017年のリリースから7年間、飽きることなく今でも大好きな作品です。
ずいぶん前にクラ●ドは人生という言葉が流行りましたが、私の中では間違いなくA3!が人生です(笑)
飽きることないどころか、先日公開された13幕はゲームをやり始めたころのワクワク感と年月を積み重ね来たエモさを同時に感じられる素晴らしすぎるストーリーで、8年目もなお、衰えを感じるどころか平気で私の期待値を超えてくるとんでもないゲームなんです。
では一体何がそんなに魅力的なのか?という本質に迫り、今回は4つのポイントをご紹介したいと思います!

綺麗事ではない、「リアル」な物語

私がA3!の魅力の一つ目は、物語の舞台設定がかなり現実的であることです。
現実的なので、家族や友人や仕事仲間と接する感覚と同じようにキャラクターを身近に感じることができるんです!

まずA3!の舞台である天鵞絨町は「東京郊外の街」という設定がある通り、私たちが住んでいる世界の延長線上にあります。
劇団七不思議のような出来事はたまーーーーーにあるけど、別にこの世界は魔法は使えないしボールからモンスターを出して戦ったりもしないし、海賊王も目指さない、現実的な世界です。
新たに覚えなければならないような複雑な設定がないので、ファンタジー要素こそほぼ皆無なものの、キャラクターの成長やストーリーに集中して楽しめます。

その中でも特に、A3!の物語は「借金まみれの劇団を1から立て直す」ところからスタートするという物語であり、実際的な課題の多さというのも特徴的かなと思います。
キャラクターたちがめちゃくちゃ現実的に資金集めについて話し合っている…なんてゲームは案外珍しいんじゃないかなと思います(笑)
さらにはゲームシステムに出稼ぎやSNS集客をするものがあるくらいです。
趣味のゲームの中でお金の話なんか聞きたくないよ!って思う人もいらっしゃるかもしれませんが、私は問題に対して建設的に目的を達成していくポジティブな姿にとても元気がもらえると感じています!
お芝居というキラキラした世界観の裏にあるリアルの象徴として「お金」というのは非常にわかりやすいモチーフですよね。

このように、A3!という作品は決して綺麗事ではないところがとっっっっっても魅力的なんです!
なんとなく前向きで、キラキラしていて、「みんなで協力して頑張ろう!」みたいな浅い部分の物語ではなく、ひとつのステージを作り上げるために必要な泥臭い部分や、自分たちの努力ではどうにもできない問題もきちんと描写したうえで、キャラクターたちが前を向いて自分の人生を作り上げていく…そんな「リアルさ」があるので、メッセージに説得力があるのです!!


メインストーリー第12幕「永遠の一瞬」より

強烈(!?)な主人公「立花いづみ」の存在

そしてそんな舞台で借金まみれの劇団を1から立て直すため奔走する主人公、立花いづみ。
彼女の存在もA3!の魅力に大きく関与していると思っています!

いづみはドラクエのような「プレイヤーの分身」的な主人公ではなく、漫画や小説のように一人のキャラクターとしてしっかり確立されているタイプの主人公です。ユーザーの自己投影や狂言回しの目的で作られたキャラクターではありません
主体性があり、彼女が物語を引っ張っていくという役割を担っています。
何よりA3!という作品が伝えたいメッセージは、いづみのマインドそのものだと思っています。
特にいづみが大きく成長を遂げたACT3では、劇団そのものの大きな躍進と、強いエネルギーを感じました。

漫画や小説の主人公のようだと言いましたが、彼女の場合も心理描写がしっかりされていて、心情の変化なども見届けることができるのも良いです。
共感し、応援したくなるのはモチロン、「なぜこの行動をしているのか」に大きな説得力が生まれます。
説得力があるので、一人の人間としてとっても魅力的なのです!
大胆で果敢、自分の意見をしっかり言える、芯の強い女性です。大胆すぎて斜め上を行ってしまうくらい、ユーザーの共感は得られにくいキャラ設定です(笑)そこがいい!
当たり障りのない発言や行動をするではなく、時にはシビアな選択をすることもありますが、そんな選択も長期的な劇団存続や良い芝居を作り上げるためを考えてのこと。いつだって現実と向き合い、前向きにコミットしていきます。
そんないづみはMANKAIカンパニーの皆だけでなくユーザーみんなの総監督なのではないでしょうか。
私は他のキャラクターたちと同じように、いづみの行動やセリフにも勇気づけられています!

そんな魅力的なキャラクターなので、スチル化、フルボイス対応もされています。(※適用するかどうかはユーザーが選べます)
特にフルボイス対応は物語が格段に読みやすくなり、面白さが何倍も跳ね上がりました!
次はカード実装ではないでしょうか。お願いします、リベルさん…エイプリルフールのカードで良いので

説得力のあるポジティブなメッセージ

そんな立花いづみが総監督を務めるMANKAIカンパニー。
かなりダイバーシティで、一般的な学生さんのようなタイプもいればアウトローがいたり、海外の王室育ちのキャラクターがいたりと各々が多様なバックボーンを持っています。
なので考え方も三者三様で、それぞれの考え方ややりたいことを認め合うカルチャーがあるのですが、そんなA3!の世界観の中でも奨励しない価値観というのが存在します。
それは、「挑戦しない(あきらめる)」いうことです。


メインストーリー第3幕「バッドボーイポートレイト」より

例えばこちら。
「自分には挑戦する資格がない」と理由をつけて挑戦から逃げていた左京に主人公のいづみが厳しいフィードバックをしているシーンは私が大好きな一場面です。
左京は小さいころから演劇が大好きで、いづみの父である立花幸夫がMANKAIカンパニーの主宰を務めていた頃からこの劇団のお芝居に触れてきましたが、自分が道を逸れ反社会勢力に所属したことをきっかけに「俺に舞台に立つ資格はない」と負い目を感じ、他のメンバーに対し一歩引いてしまっていました。
そんな左京にいづみは「今までの自分を捨ててください」と叱咤します。
これまでの人生や年齢は舞台の上では優劣はない、誰もが一人の役者です。むしろ優劣がないからこそ、老いも若きも同じように真剣に役と向き合っていく必要があります。
「どうせ自分にはできない」「やる資格がない」と逃げていては、目の前の観客の胸を打つことはできないのです。

左京だけでなく、様々な役者やクリエイターたちが舞台を通して自分を見つめ直し、殻を破っていきます。
そのプロセスは決して楽しいものではありません。こわい、辛い、恥ずかしい、勇気が出ない…そんなんばっかりですが、皆が役と向き合う中で負の感情とも向き合い、成長していきます。

大事なことなので2回言いますが、A3!は感情描写までもが綺麗事ではないんです!

常にアップデートし続けるユーザビリティ!

そしてそして、そんな物語を楽しむために必要不可欠なのが、アプリの操作性…ユーザビリティです。
A3!の素晴らしいところは、ユーザビリティが高いだけでなく、常に向上しているというところにもあります!
陰の部分ではありますが、システムに関わる技術者の皆さんの弛まぬ努力とプロフェッショナル精神がきちんと感じられます。

画面もごちゃついていなかったり、変なポップアップが出まくらなかったり、個別でシステムを調整できる点が多かったりと、もともと操作性が高いと感じるアプリではあるのですが、この7年の間に「ちょっと手の届かない痒いところ」にどんどん手が届くような、ユーザーのことを本気で考えられたカイゼンがかなり行われてきたんです。
主人公の項目でも触れた監督ボイスやスチルのオンオフ機能だったり、稽古や公演の自動スキップ機能、ストーリーのソート機能、未読表示など…こういうのあったら便利だな~といった機能以外にも操作性が高まるアプデをたくさん対応してくださいました。
私は他のゲームをやってもユーザビリティに左右されて辞めてしまう…ということが結構あるので、やはり操作性の高さというのは重要です。
文字が読みにくかったり、ポップアップが多すぎてストレスが溜まったり、OKを押す回数が多かったりとか、そういう地味~なポイントが自然とアプリの起動を遠ざけてしまったりするんですよねえ。
その点、A3!は本当に私の理想!と言っても過言ではない操作性です。
多少及第点のポイントがあったとしても、いつかアプデされるかも!という期待値が高いのも良いですよね。内容だけでなくシステムに関しても信頼が置けるアプリなんです。

ひとつだけ!今の希望を述べるとしたら、イベント開始直後にもらえるアイテムをひとつひとつ確認する作業をスキップできたらいいな~と。
↑こちら既に実装済みとのことでした!流石すぎます。
更に希望を述べるなら、もらえたアイテムを一覧表示してくれるシステムが欲しいです!お願いします…!SSR報酬をGetしたときなどはスクショしてSNSで公開したいときがありますので…

結論:良すぎて書ききれない

さて、今回は私が感じるA3!の魅力を4つご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
キャラクターが良い!とか物語が良い!とかそういうところではなく、なぜキャラクターが良いのか?なぜ物語が良いのか?といった根拠のところに焦点を当ててみました。

やはり2度もお伝えしたように、A3!の魅力って綺麗事じゃないところにあると私は思います。
なんとなく楽しかったり、キラキラしていたり、イケメンやかわいい女の子が出てきてワイワイしている…みたいなゲームってたくさんあると思うんですが、A3!はそういう趣旨じゃないんです。
もちろん皆がワイワイしていたり、コミカルで楽しいシーンはたくさんあってそういうところも大好きなのですが!でもそこは本質じゃない。
辛いこともあるよね~でも前向いて頑張ろう!俺たちが応援してるよ!とかじゃなくて、キャラクターたちが背中で語って教えて教えてくれるような、そんな魅力があるんですよね。
皆が逆境も負けず、自分の人生と向き合って前に進んでいるから、私も頑張ろう!挑戦しよう!って本気で思える、そんな作品だと私は思います。
個人的な話ですが、メインストーリー第11幕「ACTING ON MY OWN」は私が仕事で独立するときに全話読み返して、泣きながら覚悟を決めたみたいなエピソードもあったりなかったり…。(いつかこのことも書けたらいいな)
そんな感じで皆さんがこの話に勇気づけられた!みたなエピソードもあったらぜひ教えてほしいです。

では、また次の記事でお会いしましょう!

・A3!のダウンロードはこちら
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さえこ
「あなたの日常に、コペルニクス的転回を」をコンセプトに、独自の視点で情報発信をしています。 取るに足らないようなありふれたコミュニティーやカルチャーの研究、分析など。