キャラクター表現の新常識!ヒプノシスマイク 3DCG LIVE “HYPED-UP 01”

2022年初の投稿ですが、前回から間を空けず投稿することができました。
この調子で今年は更新していけたら良いですね。
というわけで今年もよろしくお願いいたします!

さて、前回に引き続き(?)リアルイベント系の感想記事です。

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 3DCG LIVE “HYPED-UP 01”を見ました!

ヒプマイ史上初の3DCGライブ!
2nd DRBではVRバトルで3Dモデリングを使ったキャラクターのパフォーマンスが実施されましたが、あのぬるぬる動く3Dモデリングのキャラクターが実際にそこに居るかのような錯覚でライブ会場でパフォーマンスしてくれる…というものらしいです。
詳しい技術についてはわかりませんが、何か特殊なパネルに3Dモデルを映し出しているようですね。

って文字で説明するよりは実際に見ていただいたほうが早いですね。
先月行われた大阪公演のダイジェスト動画が公開されています。

初の3DCGライブ…でもコスパ的にどうなの!?

そして先日は千葉公演が行われましたが私は都内某ディビジョンにてライブビューイング鑑賞いたしました。
というのも……

高いチケット代を払って、しかも電車で1時間かけて行く価値は果たしてあるのか!?

という、いつもの疑心暗鬼(笑)
本当に価値あるものに私はお金を使いたいのです!ケチなわけではない!!
でも私みたいな人ってたぶん居ると思うんですよね。
なんちゃらクラップマイクみたいなのがついたSS席のチケットなんて1万円超えですし、それこそ都内に住んでいる私なんてまだ良いほうで、他の都道府県にお住まいの方もたくさん居ますからね。
やはり今まではヒプマイと言えば声優さんが生パフォーマンスしてくれるライブというのが常識だったので、「声優さん来ないなら、別にいっかな~」という気持ちもあり。(特に私はナゴヤの声優さんたちが好きなので…)

「彼らを実在させたい」と願った人々の挑戦と努力

まぁそんなこんなでこれでもかってほどの疑心暗鬼で会場に行かなかった私ですが、ヒプマイは大好きなのでライブビューイングで拝見させていただきました。
キャラクターのアクションも良いし、生演奏はかなりライブ用にアレンジされていて楽しいし、あと番手ごとのオリジナルのMCもあり普段絡まないキャラクター同士の会話が聞けちゃったりと、めちゃくちゃ楽しい内容でした。

それより何より、「彼らを実在させたい」という一つの願い(アイデア)がこのライブを実現させたということが本当に素晴らしいと思いました。
小さい頃に友人と「未来の技術でポケモンが飼えるようになったらどのポケモンを飼う?」みたいな話をしたことがあったのですが、この発想って同じようなことだと思うんです。
フィクションキャラクターなんてどう足掻いてもフィクションなのでこの世界には存在しない架空の人間なのですが、でもあったらいいな~実際に彼らがライブをしたらどんな顔で、どんな動きでラップをするだろう?って想像して、それを実際の技術で実現させる。
もちろん簡単なことではないかもしれないですけど、そうやって運営の方々が考えて私たちに夢を見せて楽しませてくださる挑戦が何より素晴らしいと感じました。

私もこのWebサイトでは心理学を用いたキャラクター分析を通して彼らを実在する人間と同等に扱うことによって魅力を伝えられるように努めていますが、3DCGライブの試みも形は違えど概念としては似ているところがあるのかもしれません。烏滸がましいですが…

キャラクターの個性が光る!3Dモデリングのアクション

ライブ会場に行かないと3Dの効果のあるパネルでは見ることができないのですが、ライブビューイングでの鑑賞も個人的にはとってもおすすめです。
なぜなら、キャラクターの細かい動きをじっくり見ることができるから!
これは他のコンサートのライビュも同じですね。
様々なカメラアングルで映し出されるので、全景もあればバストアップもあり。
なので、キャラクターごとの動きの違いがよくわかり、その違いがとってもキャラクターを魅力的にしているのです!
ここから各ディビジョンごとに少し感想を書いていきたいと思います!

Buster Bros!!!

二郎と三郎がわりとピョンピョン跳ねたりくるっと回ったりとアクティブな動きを見せる中、一郎がどっしり構えている感じなのが印象的です。
なんかたまに拳を突き出す動きとかちょっと遅い…?と感じるくらい(笑)でも何かそれも一郎っぽい。キレ良く動いてたら何か違うし!という絶妙さ。
おはようイケブクロのサビでは二郎が跳ねていて、IWGPの掛け声のところでは三郎が跳ねていて。この二人はさすがは学生さんです。元気です。大人にないこのイメージ、アティテュード。
って一郎も一応10代ですけどね(笑)いろいろ達観している一郎のキャラクターと二郎&三郎のアクティブさがとっても可愛く描かれていました。
三郎はヒプアニで豪快に転んでたので、こんなに動いて大丈夫なのか心配になりましたが(笑)
そしてMC明けに3人が集まるときに顔を合わせて合図をしたりするのもバスブロらしいですね。

MAD TRIGGER CREW

そんなバスブロとは対照的にMC明けに3人が集まっても特に何も挨拶をしないMTC。
こういう細かな関係性の描写もリアルで素晴らしいです。
この3人のアクションで特に興味深かったのが銃兎!
自分のヴァースでは普通にキビキビと動いているのですが、3人で手を動かすところなどは他の二人の3割くらいしか動きません(笑)下半身なんて微動だにせず…。
手を上下に振る動きとか、左馬刻たちがちゃんと腕も振り下ろしているところ銃兎は手首だけチョイチョイと動かしているだけという。
他の二人が動いてくれているから横着している!とも言えますが、限られたプログラムの中でいかに自分の体力を効率的に使うかを綿密に考えられた動きをしているところが、なんとも入間銃兎を表していてとっても良かったです。好感度アップ!
非喫煙者の理鶯が一番動いていた印象です(笑)

Fling Posse

VRバトルの時も同じように思ったのですが、とにかく3D系はポッセが強い…!
かなり個性派なチームということもあり、動きが特徴的で見栄えします。
やはり乱数の動きはすごい…まさにアイドルサイボーグです。(アイドルではない)
歩く姿から、他の二人のヴァースの時も、一秒たりとも気を抜かずに頭の天辺から爪の先まで“カワイイ”を表現するその姿は本当にプロフェッショナルです。何のプロだよって話だけど。
そして帝統も乱数並みに動きがアクティブなのですが、ぬかりない乱数とはまた違い帝統の場合は五感で音楽を楽しんでるぜ!という感じの動き。
全身で16ビートを刻むような動きをしていて、音楽を楽しんでいるというのが伝わってきます。
イマこの瞬間を全力で楽しむ帝統と、戦略的に自分を表現する乱数の対比はとっても面白いですね。

麻天狼

寂雷がデカい。…という話は置いといて、独歩がめちゃくちゃ動きます!
限られたプログラムの中でいかに自分の体力を効率的に使うか考えて分配されていた銃兎に相反して、独歩はプログラム全体のことは度外視してとにかくこの楽曲を全力でパフォーマンスするぜ!という、効率もへったくれもない無計画な全力パフォーマンス!
もっとゆるーく動くのかな?と思っていたのですが、誰よりも動きが大きいのです。
手を横に振る動きでも寂雷と一二三が90度くらい手を左右に動かしているところ、独歩は180度動かしています。ワイパーより振り幅がでかい!
とにかく見栄えも効率も気にせず心のままに全力パフォーマンス!って感じなのが、なんとも独歩らしくてとっても良かったです。
パピヨンの途中で一二三がスーツを纏ってキラキラのエフェクトがかかるところも、3DCGライブならではな感じで良かったですね。声優さんじゃあれはできないし…

どついたれ本舗

3DCGにすると本当にこのチームはビジュアルに華がありますね。
カラフルな芸能人様が居るのはもちろんなのですが、零も華やかでスタイルが良くかなり見栄えします。
寂雷や獄もそうなのですが、壮年の方々が意外と見栄えしています。手足が長く顔が小さいのでしょうか。
話が逸れましたが、どついたれ本舗は盧笙がやっぱりね~という感じの動きで面白いです。
本当に定規みたいに、まっすぐキビキビ動く(笑)上に手を挙げる動きは直線上に腕を上げるみたいな感じです。
簓や零はわりと曲線的に動くので、隣に盧笙が居るとめちゃくちゃ直線!なのが分かって面白いです。
生真面目な盧笙の性格を良く表している動きでとっても魅力的でした。
そしてコミカライズを読んでいた方は簓の「通天閣!」の動きに感動したことでしょう。
養成所で盧笙と出会った頃に、盧笙がやっていた(面白くない)ネタです。

Bad Ass Temple

そして最後は筆者の推しディビジョンのBad Ass Templeです。
正直ナゴヤは声優さんの生パフォーマンスで感じられる熱量が本当に最高なので、3DCGでそれが感じられなくなってしまうのはちょっと勿体ないポイントではあったのですが…。
先ほどもちょろっとお名前を出した天国獄は特に3DCGで魅力度アップという印象です。
壮年のおじさんお兄さんなので、パフォーマンスも大人の魅力に溢れるかと思いきや、天国獄ワールド全開!(笑)
10代の若者2人に負けじと全力で自己表現しに行ってます。正直空劫のほうが空気読めてた(笑)
若いギャル2人と2人を見守るおじさんという構図に見せかけて、その見守りおじさんがギャルに釣られて若い心を取り戻してしまうというBATのチームの魅力がきちんと表現されていてカワイイしかなかったです。
そしてMC中、ナチュラルに獄が言った「俺には我慢ならないモンが2つある」のセリフに歓喜する会場も面白かったです。レッサーパンダが立ち上がって喜ぶ観客みたいな(笑)
(そして理鶯との絡みでARBの某カンガルーイベントを思い出した人は少くないハズ。絶妙な組み合わせです)

次回開催の際はぜひとも現地会場+ライブビューイングで!

こんな感じで、ライブビューイングには会場とは違ったメリットがあったので、個人的にはライブ会場+映画館のライブビューイングどちらも見るのがおすすめかなと思います。
私も次回開催があれば会場にも足を運びつつ、ライビュでも見たいなと思います。
HYPSTERにも入っている方でしたら、Blu-ray・DVDも購入できるそうですので、今回行けなかった方はぜひ。

やはり生パフォーマンスのライブ、3DCGライブ、それぞれに違った魅力があります。
ヒプノシスマイクというコンテンツの、我々を飽きさせずにどんどん新しいことにチャレンジする姿勢は本当に素晴らしいですね。
これからもどんな新しいチャレンジをしてくれるのかとても楽しみです。

皆さんもキャラクターたちの新たな魅力を発見してみてください!

 

コメントを残す