こんばんは。
またもや投稿が滞ってしまいまして、お久しぶりとなってしまいました。
私はほぼ毎日テレワークなので一見時間がありそうなのですが、私的にはものすごく負担が大きくオフィスに行っていたときよりも疲労が大きいです。
何が原因なのかは取調べ中ですが、同じ境遇の皆さんはいかがですか?
最近は溜まった疲労を回復すべく身体のメンテナンスをし始めまして、今はだいぶ疲れも取れて元気です!
さて、私があまりにも記事を書かなすぎる問題の解決法として「大作を書こうとせず、とりあえず短い記事からチャレンジしてみる」という手法を取ることにしました。
できることからやっていくのが大事ですね。
というわけで、目安箱の回答をサイトの方でやっていきたいと思います。
内向的感覚「Si」 ~物事のありさまを知覚する~
まず、いただいた質問はこちらです。
とってもかわいい質問にほっこりました、ありがとうございます!

はい、タイトルの時点でSiの話をするんだろ…と思われていること請け合いですが、ご質問者さまが「気にしなくていい所」と認識されているその知覚はおそらく内向的感覚(Si)に大きく関与しているものかと思われます。
特にこのフリップのくだりが特徴的です。
内向的感覚(Si)のおさらい
感覚(S)を内向き(i)に使う心理機能のことです。
内向きの心理機能を当サイトでは「インダイレクトな機能」と言っていますが、知覚機能の場合は外から得た情報をそのまま知覚するのではなくその人自身の独自の解釈で噛み砕く機能になります。
内向的感覚(Si)は「物事のありさま」を知覚する静的な心理機能です。
それは何のためにあるものなのか?それがどうなるのか?ではなくて、シンプルに「どうであるか」という詳細を知覚します。
以前この知覚機能をサイコロで例えましたが、Siの場合は「立方体の各面に丸が1~6個、それぞれ描かれているな」といったような観察眼的な知覚です。
観察というものは客観的でありながらも、同じものを見て誰もが同じことを感じるわけではありません。
何に気づくか、どのくらいの量の気づきがあるのかは人によって違ってくるものです。
なので、例えば「サイコロを振ったら3回も1が出た!」といった、多くの人が共通して認識しやすい感覚に反し、ユニークで独自性のある機能なのです。
ある対象を見たときの感じ方の違い
ENTP型の私の場合は、フリップを見ても何も感じません(笑)
感じるとすればせいぜい「回答者はここに答えを書くんだな」くらいでしょうか…質問者さまのように「どんな材質でできているんだろう?」と感じたことがありませんでした。
でも、言われてみれば確かに気になる!そんな感じです。
ちなみに、たまにホワイトボードが使われることもあるものの、イラストボードというものを使うことが多いようです。
あとペンタブのようなもので書いて、青い画面に映し出されるものもありますね。字がガッタガタになりがち(笑)クレジットカードを利用したときにタブレットに署名サインをする時の感じを思い出します。たまに達筆のタレントさんもいらっしゃるのがすごいですよね~
……なんて、こんな話題を出されて「そういえばこんなものがあるなー」みたいに出てくる程度の能力しかありません。
ヒプノシスマイク 躑躅森盧笙(ISTJ型)の感じ方
この内向的感覚(Si)については、非常に面白く!そしてわかりやすい!例があったのでご紹介しましょう。
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side D.H & B.A.T』より、オオサカディビジョンにスポットを当てた第1話が無料で公開されています。
(すべて読みたい方はこの記事の最後のリンクより購入できます)
物語の後半部分に、白膠木簓(ENFP型)が水の入ったコップを指し「これは何や?」と躑躅森盧笙(ISTJ型)に質問をするシーンがあります。
たいていの人はこれを「コップ」あるいは「水」などと答えるところを、盧笙は「ガラスに決まっとるやろ」と答えます。
もちろん、ガラスというのは間違った答えではありません。たまーにラーメン屋さんなどに行くとプラスチックのコップに水を入れる場合もありますが、おそらくこれは盧笙の言う通りガラスなのでしょう。
しかしこのコップを「ガラス」と言う場合、正しくは「ガラスという素材でできている容器」というのが正しいでしょうか。
ガラスなのは正解なのですが、これは盧笙による観察の結果です。
クイズ番組のフリップを見て「ホワイトボード」「ケント紙」などと答えるような感じですね。
もちろん盧笙は「コップ」という言葉を知らないわけではないでしょう。
ただ「これは何や?」と質問されたときに、盧笙は自然と「どんな形状のものなのかを問われている」と感じたということです。
コップを「ガラス」と知覚することの大切さ
上記の漫画ではあくまでもENFP型の白膠木簓の意見として描かれているので、盧笙の独特の感覚に対して少々シビアな見解を語っていますが、この感覚を持つことは何ら悪いことではありません。
ISTJ型は一般的にはとても慎重、堅実な性格タイプですが、これもコップを「ガラス」と知覚できる観察眼を持っているからです。
コップがガラスでできていることを観察できないと、コップを正しく安全に扱うことができません。
ガラスでできているのなら衝撃に弱く落としたり、また熱湯を注いだりすると割れてしまう危険性があります。
ある程度重さもありますので、小さな子どもに持たせる時は注意が必要ですよね。
ああしろ、こうしろ、だから言ったじゃないか!やれやれ…と言ったようなセリフを発することも多いISTJ型ですが、この裏にはこうした詳細な観察眼と思考力が隠されているのです。
今日も明日も、あなたの安全な生活を保証してくれるでしょう。多分。
INFPにとってのSi「観察眼」
ですので、INFPの質問者さまにとっては「気にしなくていいこと」でもあるかもしれませんが、「気にするだけ無駄だからやめておこう」としてしまうとしたらそれは結構もったいないことだったりもします。
一般的に第3機能というのは自分にとっての「モチベーション」です。気にしなくていいような細かいことでも、それを知ることによってINFPさんの豊かな感受性が更に豊かになるし、この世界を取り巻くさまざまなことを理解するキッカケになります。
あと単純に気になってたことが解決すると、気持ちもすっきりして心地よいですしね!
そもそも外向的直観(Ne)というのはSiの集大成のようなものです。細かい知識、WisdomがないとNeの知覚も信憑性のないものになりかねません。
Neの仮説に対する真偽を司るのが、Siによる検証なのです。
ですから、ぜひINFPさんの感じる「気にしなくていいこと」も素直に気にしてみてください。
それを解決してくれたり、お話を聞いてくれたりした人がいたら、その人に心から感謝すれば良いのです!
興味深いご質問、本当にありがとうございました!
そしてここまで読んでくださった皆さんも、なにか気づきがありましたらぜひ教えてくださいね。
▼「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-side D.H&B.A.T」
テレビを見てると、気にしなくていい所が気になってしまいます。
例えば、今のシーンはどうやって撮ったんだろう?や、クイズ番組で出演者の使ってるフリップはホワイトボードなのか?などです。
Nの機能なのかな?と思ってるんですが、どうなんでしょう?回答いただけると嬉しいです!
■元の質問はこちら