先日9月14日で、ブログ開設1周年を迎えました~!!
いつも読んでくださる皆さまも、たまに読んでくださる皆さまも、1度だけでも読んでくださった皆さまも、読もうと思ったけど辞めた皆さまも(笑)本当に本当にありがとうございました!
ブログをやろうと思った時の気持ちを全く思い出せないくらい軽率なヒラメキで始めたのですが、自分の中でこんなに大きな存在になるとは思ってなかったです。これからもこんな風に、5秒先に予想外の未来が待っているようなワクワクした人生を送っていきたいですね!来年も想定外のことが起きていますように。
2年目も驕ることなく、もっともっと華麗に!愉快に!痛快に!がんばります。
第1回目の分析で書いていた主人公の立花いづみですが、書き直そうと思って長らく記事を下げていたんです。
お待たせしてしまいましたが、日頃の感謝を込めてブログ1周年であるこのタイミングで掲載しようと思います!ゲームの中でも1周年のアニバーサリー企画は監督へのプレゼントがテーマでしたしね!
それにしてもカレー美味しそうですね。私はハ●スバーモ●トカレーの甘口が好きです。味覚が赤ちゃん!
立花いづみ:ENFJ(Fe→Ni→Se→Ti)
外向型(E)
“総監督”という仕事上のポジションだからという点を抜いても彼女は外向型でしょう。 仕事をしていない時の彼女の過ごし方、立ち振る舞いなどを見ても外の世界に積極的に働きかけることが多いです。バクステ等を見た感じでも劇団外との関わりや友人も多い様子が見て取れます。他者と関わるのが楽しいし大好きという感じ…根っからのお人好し…主機能に外交的感情(Fe)を持っているであろうことが明白です。
ENFJの内向型であるINFJにあたるのは春組の皆木綴くんです。綴の場合も監督と同様の「世話焼き気質」のようなものを持っていますが、主機能を知覚機能の内向的直観(Ni)とするので、Fe「周囲の人々の雰囲気」よりもNi「置かれている状況の推移」(どうしてこうなって、今後どうなっていくのか)などに大きく感心を示します。
一方でENFJ型ですと主機能が外向的感情(Fe)になりますので周囲の人々の雰囲気を良くするために(Fe)自らの洞察力を使い状況の推移(Ni)を考えます。とにもかくにも「人がどういう雰囲気であるか」ということに1番感心を示します。なので良からぬ雰囲気はいち早く察知します。一般的に「社交的」と呼ばれるにいちばん近いのがこのFeを主機能に持つ人達です。外向型=社交的というイメージがついているかもしれませんが、いちばん社会集団への感心があるのがFe主機能のENFJやESFJです。
ENFJ型は人々の可能性を見つけて成長させ咲かせるようなことが大変得意です。劇団の監督業は、いづみにとって天職かもしれませんね!A3のゲームコンセプト的にも主人公がENFJ型の性格になるのは必然だったのかもしれません。
直観型(N) ―②内向的直観(Ni)
直観型(N)です。今ここにあるものをありのままに捉えるのではなく「どうしてこうなったのか、今後どうなっていくのか」といった時間的な可能性に着目します。
いづみが直観型だとよ~く分かるシーンがオーディション風景です!彼女は「経験」や「実績」よりも「役者としての可能性」を非常に重要視しています。…というかそうじゃなければMANKAIカンパニーに入っていなかったであろう劇団員がちらほらどころか殆どです。演技がどヘタクソな人から素行不良、更には記憶喪失まで…(笑)その全てがポテンシャル採用ですが、その「ポテンシャル」についても目の付け所が普通とは違いますよね。
例えばお受験や一般的な日本企業の就職活動って、基本的にはやはり「経験」と「実績」あるいは「現状」を見られます。「あなたは学校生活で何を学びましたか?それを経験してどのように考えましたか?」「うちの企業を志望した理由を聞かせてください!」みたいな。転職市場は尚更、「前職の経験を当社でどのように活かせますか?」という点が現状では非常に重要視されるかと思います。もちろん業界にもよるところはありますが。これは感覚型(S)の重視する事項です。「現在の積み重ね」「過去の経験」は確かに未来予想ための重要なファクターです。じゃあこれ以外に未来予想をする因子って何があるの?と普通は思うことでしょう?それが直観機能なのです。
はい、では説明しましょう。直観(N)を内向き(i)に使います(Ni)。内向的直観(Ni)を表現する言葉でいちばんしっくり来るのは「未来のヴィジョン」です。とはいえNiは筆者が個人的にいちばん言語で表現するのが難しい機能だと考えております…直観機能であるのに更には内向的なのです。わかる?もう、想像力の領域かと!(笑)
いちばん最初に監督のNiが見えたシーンは「旗揚げ公演の脚本を書かせてください!」と言ってきた綴を信じて実際に脚本を書かせるシーンです。実際的な経験則(Si)で考えるとしたら、何の実績もなけりゃ経験すらない大学生が1週間で2時間もの舞台演劇の脚本を仕上げるなんて無茶な話です。それに出来上がった脚本の出来栄えすら予想できないのでまず却下するでしょう。確実に舞台を成功させるには、過去の台本を再利用した方が良いです。
――でも監督はそうしなかった。このNiの機能により監督には綴の脚本家としての可能性および舞台の成功も見えていた…というかそれが監督の見たかったことでもあるのだと思います。こうして根拠もない何かを信じることって、簡単そうに見えてNiを持っている方以外にはすごく難しいことです。
よく監督の言葉を注視していると「きっと・・・なはず」と言う言葉を使います。「そんなこと本当は思ってないはずです!」とか「○○くんならきっとできるはずだよ!」とか。主機能がFeのためそれは主に「周囲の人の感情」に対して使われるのですが、わりと根拠がきちんとあるようでないんですよね。たいてい監督の「はず」は正しいし、むしろ正しくなかったことなんて今までなかったはず!なのですが(笑)この「はず」は彼女のNiから来ています。ひとつの可能性…未来のヴィジョンが正しいということを「信じたい」「そうであるはず」と強く願う機能です。
そんなことから先日執筆したこちらの記事ではNeを使うNFP型と比較して、NFJ型を「理想家(Idealist)」と表現しました。
キッカケこそ失踪中の父親の手がかりを求めて…ではありますが、監督は「舞台演劇」と「人々が芝居を通して自分らしい人生を見つけること」に対して強く大きな理想を持っています。
そして自分が芝居に関わってきた経験や未来に対しても真剣に捉え、お世辞にも演技が上手いとは言えない彼女自身の役者人生にもきちんと「意味」を見い出し、糧にして生きています。こういった面は非常にNi主機能であるINFJの綴とも似ているところですよね。
感情型(F) ―①外向的感情(Fe)
言わずもがな感情型ですね。主機能であり、更に感情(F)を外向き(e)に使うため、外からも感情型ということがわかりやすいです。人好き世話好きです。
主機能である外向的感情(Fe)により「人々の気持ちどうであるか」を瞬時に察知し、更に第2機能のNiと結びつくことにより「その人々がどう発展すべきか」という時間的推移を伴った可能性に着目することができます。
ENFJの思考型であるENTJ型(劇団にはまだ居ません…)は主機能を外向的思考(Te)とします。TeとFeは一見「すごく違う」ようにも見えますが心理機能の仕組みとしてひとつの共通点があるのです。意外かな?
外向的思考(Te)を主機能とする劇団員はESTJ型の天馬と左京が居ます。Teは「世間一般に認められた客観的な事実」に重きを起きます。それは筋トレをしたら筋肉がつく、赤いインキと青いインキを混ぜたら紫色になる、1円と1000円では1000円の方が多い…などの誰もが見て分かるような因果関係です。Teについての説明のとき私は「有益であること」や「定石」などの言葉を使いますが、いずれも何かしらのオブジェクト的な目に見える利益を生み出す意思決定をする傾向にあります。
一方のFeは「世間一般に認められた価値」に重きを置きます。この「世間一般に認められた」という部分はTeと共通事項ですね。世間一般的、だから「外向的」な機能になるのです。この外向的な判断機能は社会集団に影響を受けていると言えるでしょう。しかし「価値」と言うとあまりにもざっくりとしていて分かりにくいですよね。いわゆるプライスレスってやつです(笑)お金では買えない貴重なこと…つまりは人の心を美しく彩るもの、とでも言いましょうか。「楽しいと思う気持ち」「感謝の心」などはまさに!誰が見ても分かるような「感情的に有益であること」です。つまんないよりは楽しい方がいいし、人を憎むよりは感謝してたほうが良いです。人々の心を豊かにする…感情的な「セオリー」を大切にするので、TeとFeは仕組み自体は非常に似ているのです。
演劇に対するスタイルもTeとFeでは考え方の発端が変わってきます。ここで「人がお金を払って見ているのだから、それに見合ったふさわしい芝居を届けなければ」と思うのがTeです。対価分のパフォーマンスをすべきなので、客観的に見て誰もが素晴らしいと思えるステージ…Te的に言えば「著名な演出家が作っている」「衣装が高品質である」「芝居が上手い」「パフォーマンスレベルが高い」など、ステージがハイレベルであることに目が行くでしょう。
一方でFeが大切にするのは「価値」です。価値・値打ちというものは人が心で感じて判断するものです。お金を払って見てくださる人々が居る…彼らに「このお芝居が価値があると感じてもらおう」と思って行動します。お金をかけたりして派手なステージを作ったり、高パフォーマンスを発揮できる実力派の役者さんを起用するのは客観的に見て良いんでしょうけど、それが必ずしも「人の心」にヒットするとは限らないものです。例え拙い芝居でも一生懸命パフォーマンスをする姿に心を打たれる人も居ますし、お金がかけられなくてもアイデア次第で魅せることはできます。とどのつまりこのFeというのは「ポジティブな感情=価値を周囲にもたらすこと」に目を向けているのです。これは1幕での監督の「舞台演劇」に対する向き合い方を見るととても良く表れています。春組旗揚げ公演に挑んだ5人の役者…彼らの中には誰一人として芝居経験者は居ません。たまたま筋の良かった真澄はさておき、他の4人はお世辞にもTe的な基準で評価できるようなレベルでは無かったと思います。それでも監督は素晴らしい旗揚げ公演ができると信じて尽力しました。監督自身がお芝居の価値は「プライス」や「レベル」に表せる客観的事実ではないという信念を持っていたからです。見に来た人々だけでなく、作り上げる側や役者がひとつになって楽しむことでもっと大きな価値が生まれることもよく知っています。
新劇団員である春組の千景(ISTJ型)は監督のことを「押し付けがましいくらいお節介」と表現していましたが(笑)この押し付けがましいという言葉は「相手の意向を無視して無理強いする感じがする」という意味です。この言葉だけを見ると内向的感情(Fi)とは対局にある機能だな~という感じですよね。千景はFiを第3機能に保有し、理論上Feが結構苦手です。監督のお節介をありがたく感じるタイプも居れば、このように「押し付けがましい」と感じるタイプも居ます。しかし性格類型論を知ることで「監督の押し付けがましさは、悪意があって無理強いをさせているわけではない」と理解することができます。基本的にすべての劇団員との絡みがある監督ですから、こういったタイプ別の劇団員との接し方の違いなどを見るのも面白いでしょう。
こちらの記事に、同情(Fi)と共感(Fe)の違いについて記載しておりますのでFeについてもっと詳しく知りたい方は参考にどうぞ。
判断型(J)
主機能の外向的感情(Fe)がわかりやすいおせっかいタイプ(笑)なので判断型で間違いないでしょう。
それはそうとMBTIの教科書などには判断型Jが「変化に弱い」と書かれていることが多いですが、Niを持つNJの場合はそこまで適用されないかもしれませんね。だって変化していくことなんて既に分かっているということだろうし…ただそれが自分の望んだ結末にならなかった場合には結構ナーバスになるかもしれません。あくまでも一筋の理想があってこそです。
知覚型PとなるとENFP型です。ENFP型の一成や東にはやや警戒心を示したりと、少し価値観の違いを感じるシーンが多々あり、非常に面白いです!
えーっと、ここまで自己投影しにくい性格の女性向けゲームの主人公って居るんでしょうか(※褒めてます!)
そこらへんによく居るフツーの女の子ではないし、強情だし、大胆だし…(笑)うん、何よりやっぱりお強い。
でもだからこそ、一人のキャラクターとしてファンに愛されているのでしょう。監督がこの性格だったから私はA3!を好きになったと言っても過言ではないです。本当に果敢でかっこいいし自分の意見もしっかり言えて決して周りに媚びない。ある意味プレイヤーの「憧れの的」のような存在でもあるのかなぁと思います。
私個人的にはMANKAIカンパニーの理念がとーっても大好きです。はじめてのイベントであった『不思議の国の青年アリス』のラストシーンでつぶやいていた「みんなが自分らしく居られる場所」というものです。劇団員が自分らしさを発見してそれを成長させていく姿を見て、我々も感銘を受けているのかな~と。…ってことは監督ってプレイヤー全員咲かせてるんじゃない!?(笑)
実際MBTI等をキッカケにして私のブログに辿り着きA3!をプレイした方からいただく感想にも「劇団員の成長を見ることで自分自身もたくさん気付かされることがあった」とのご意見が非常に多いのです。そしてそう思っているのは私自身も同じです。これもひとえに監督が劇団員たちの才能を正しく見つけて「ありのまま」の皆を素直に愛してくれているからかなと思います。
責任ある立場だし、何だかんだいちばんたくさんの災難に巻き込まれていますが(笑)たまには自分を労って、毎日元気にお芝居と向き合って欲しいです!
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