A3!イベントストーリー解放のすゝめ②~第三回公演編~

【2024年6月リライト】

前回魔法のしおりの入手方法について触れていませんでしたが、主な入手方法は下記でまとめてくださっています。
このほかにもイベントやキャンペーン等でもらえることもあります。

てなわけで立ち話は今回はほどほどに早速第三回公演のご紹介に参りましょう!
前回の第二回公演編のおさらいはコチラ↓

第三回公演

春組・第三回公演『ぜんまい仕掛けのココロ』 重要度:★★★★☆

主演:皆木綴 準主演:シトロン

比較的重要度の高いイベストです。重要度抜きにしてもめちゃくちゃおすすめです。
掘り起こしが行われたのは主演の綴の過去についてですが、主演の綴を支えた準主演のシトロンがどのような考え方をしているのか、8幕で明かされたの彼の生い立ちや環境を考えながら見ると非常に心に響くものがあります。
これは個人的な意見ではありますが、イベストそのものにトワイライトのような儚く美しい雰囲気があり公演の退廃的な雰囲気と妙にマッチしています。
ストーリーの完成度もさながら、こうした全体的な切ない雰囲気もとても素晴らしいイベストなのです!余談ですが、ガイの初登場はこのイベストです。

自分の書きたい脚本ではなく、春組のため・見てくれてるお客さんのために脚本があるべきなのでは?という、劇作家としての在るべき姿について悩むというストーリーですが、これはこの後にも続く綴の脚本家としての人生の大きなテーマになっていくと思います。
そして綴を取り巻く様々な人間関係の姿…自分らしいカタチでサポートをするシトロンや至、真澄の姿やかつての友人である水野との儚くも美しい友情もとても見どころです!
とにかくストーリーの完成度が非常に高く、オススメ度が高いです。
ストーリーだけでなく公演内容もとっても良いので、じっくり読んでみてください。

夏組・第三回公演『抜錨!スカイ海賊団』 重要度:★★★★☆

直接7幕の伏線になるような掘り下げではないので重要度を★4つにしましたが正直★5つつけたいくらいの重要度ではあります(笑)
緊急性はないのですが…おそらく9幕からのお話に深く関わってくるであろう内容がこの話には登場します。主には三角の家庭について。実弟の斑鳩円も登場します。
イベスト自体は夏組らしいフレッシュで爽やかな内容なのですが、ところどころ登場する三角の告白が切ないですね。

「しあわせのさんかく」であるさんかく・お芝居・仲間。仏教の教えにある「三宝」(仏・法・僧)の考えと酷似しています。
仏教というのは現代の量子力学の始祖のような宗教でもあり科学的側面も強い宗教ですが、この科学と宗教という両極端の目的はどちらも「世の中の真理を追求する」ということで、同じなのです。
三角の中の「しあわせのさんかく」は、まさに三角自身の内なる世界の真理のようなものですよね。

ストーリーのラストで夏組が花火をするシーンがあるのですが、そのシーンの神秘性はA3!屈指だと思います。
宝探しの元気いっぱいなシーンからのこの神秘性はこのイベストの見どころのひとつだと思います!

秋組・第三回公演『任侠伝・流れ者 銀二』 重要度:★★★☆☆

主演:古市左京 準主演:兵頭十座

左京に関する過去の掘り下げは行われていますが、今すぐに解放せねば!というほどの重要度ではないかなぁという印象です。
7幕に深く関わる銀泉会の話は出てこないですが、知っていると7幕はより楽しめるかもしれません。ただこれを読まないと7幕がワケワカラン感じか?と言われたらそうでもない。
莇の初登場シーンはないですが、話でちょろっと出てきます。
とは言えストーリーは面白いです。これまで左京と他のメンバーは年齢も離れていて少し距離がある感じでしたが、そんな左京と若いメンバーたちが理解し合っていく――というお話です。

左京の過去の話が中心ではありつつ、準主演の十座との関係性もかなり良いな~と思えるストーリーです。
十座は愚直さがありますが、そんな十座の真っ直ぐな言葉が少し複雑性を持つ左京の考えに薬のように効いていく感じ。
特に人って大人になると何が正しいか?とか小難しく考える必要が出てくるしそういうのは絶対に必要なんだけど、逆にシンプルな事実を忘れてしまったり、考えられなくなったりすることもありますよね。
そんなことに気付かされる、左京と十座のファミレスでの対話シーンは見どころ満載です!

冬組・第三回公演『真夜中の住人』 重要度:★★★★★

主演:雪白東 準主演:高遠丞

5幕と8幕のために読むべき、非常に重要度の高いストーリーです。
公演内容も含め、人気の高いストーリーですね。
8幕序盤にある東と丞のとあるシーンはこのイベストを見なければ正直ちんぷんかんぷんです(笑)え?いつ仲良くなったの?ってなっちゃいます。
8幕は、映画かよ!ってくらいスケールのデカいお話ですがまぁこんな経緯があって冬組がまとまって行ったんだよ~ってのを感じられるお話。
あと前回書き忘れてしまいましたが、千景は劇団に入る前は密のストーカーまがいなことをしていたので、冬組の第二~三回公演にはどちらも出演しております。後々見るとちょっと面白いかも。

はい、このイベストの見どころは何といっても一見あまり仲良くならなそうな二人なのに、まさかの大親友みたいな関係性になっていくところでしょう。
東の過去話的なものも交えつつ、ストーリーの軸は東と丞の関係性、そして冬組全体の関係性かなと思います。
4幕では喧嘩をしていた二人がなぜ深い関係性になれたのか、かなり丁寧かつ説得力たっぷりに描かれているので、重要度云々抜きにしてもめちゃくちゃ楽しめるかと思います!


では次回はシーズンイベント、エチュードイベント編をお送りします。
数が多いうえ公演イベントほどの重要度ではないので簡潔な内容になるかとは思いますがお楽しみに~!