A3!イベントストーリー解放のすゝめ①~第二回公演編~

【2024年6月リライト】

なんと嬉しいことに検索から当ブログに辿り着いてA3!をプレイしはじめてみた、また離脱してた方が当ブログを見たおかげで再びハマったというご意見をいただくことも増えてきました。
そこでACT2(5幕~8幕)の解放に向けてこれまでのイベストを振り返っていこうと思います~。
魔法のしおり*1をもらったけどどれを解放していいかわからない…という方にとって少しでも参考になればいいな、と思います。
とはいえ、あくまでも変人の独断と偏見ですのでご承知おきください…!

A3!イベントストーリー総評

お気に入りのキャラが居る方はさておき、基本的には第二回・三回公演→シーズンイベント→エール→エチュードイベントの順で解放していくのが良いと私は思います。
エチュードイベントはストーリー重要度としてシーズンイベよりはやや低いという印象です。
シーズンイベントも重要度の高低差がありますので、その辺も紹介していけたらと思います!

今回は第二回公演イベストをご紹介しましょう。
重要度を星で表していますが、5幕~8幕を読むにあたって重要な情報があるものほど重要度を高く設定しています。




第二回公演

春組・第二回公演『不思議の国の青年アリス』 重要度:★★★★☆

主演:碓氷真澄 準主演:茅ヶ崎至

真澄と至の奇妙で絶妙な人間関係のお話です。春組のイベントストーリーって公演の内容と絶妙な感じでリンクしているんですが、アリスのリンク度は結構ヤバイです。
深読み必至なのでいつか私の考察をブログに書きたいです(笑)ってのは置いといて、すごく出来の良いイベントストーリーだと思います。
常に自分らしさを大事に素直に生きてきた真澄が、思春期特有のアイデンティティ迷走を起こし本来の真澄らしさを捨てて大人な自分になろうとします。そこで本質的に似た者同士であった至がそんな真澄に“らしくない”お節介を働かせ――。

物事の捉え方は正反対ですが根本的な気質は似ている二人。
至が外面ではなく本当の自分のまま真澄と向き合い、二人が格ゲーで遊ぶシーンがとても良いですね。
MANKAIカンパニーの理念でもある「自分らしく咲ける場所」のようなものの根本がこのイベントストーリーにはあると思います。
反発し合いながらもお互いを認め合い、淡白ではあるけどさっぱりとして後味の良い絆が芽生えるところが素晴らしいです。
真澄の言葉「分かりあえないことを分かりあった」は、全ストーリーの中でも五本の指に入る名言だと私は思っております!
真澄推し、至推しではない方にも是非是非読んでいただきたいストーリーです。
ただちょっと解釈が難しいストーリーかもしれません。仲良しこよしじゃない、男の信頼関係といった感じですので…でも、そのシンプルじゃないところがなんとも最高なんです。

夏組・第二回公演『にぼしを巡る冒険』 重要度:★★★☆☆

主演:瑠璃川幸 準主演:三好一成

にぼしは基本的に夏組推しの方におすすめです!過去の彫り下げや今後に重要な情報なども無いので重要度はそこまで高くはないかな。ゆっくり取得でも問題はない印象です。
あと夏組だけでなく、途中で登場する秋組のちょっとしたコメディシーンがめちゃくちゃおもしろいです(笑)万里&十座推しの人もぜひ早めに読んでみてください。

ゆっくり取得でも問題はないと言ったものの、幸と一成の関係性、というか幸と一成それぞれの行動の違いが上手に描かれていて本当に面白いストーリーです!
幸は今でこそ上手に他人を頼れるようにもなったイメージがありますが、人生で初めて誰かと協力して仕事を成し遂げたのではないかという感じさえ漂っています。
とはいえ幸らしい合理性をしっかり残しつつ、やはり仲良しこよしでもない、絶妙な信頼関係がありますね。

秋組・第二回公演『異邦人』 重要度:★★★★☆

主演:伏見臣 準主演:七尾太一

主演である臣の過去掘り下げが行われておりますので重要度は高いかと思われます。
7幕で秋組は再び過去に関するポートレイトのようなものをしてそれが物語にも深く関わってくるのですが、臣のポートレイトはこの異邦人で出てくる諸々を知っておいたほうがグッと来るものがあると思います。優しくて世話焼きな臣がどうして狂狼と呼ばれていたのか…主人公のウィード(ヴォルフ)を演じる中で徐々に自己理解し過去と向き合っていきます。

このイベストはどちらかと言えば臣と太一の二人の関係性というよりは、臣自身の話が中心です。臣が過去を語るシーンってとてもストーリーテラーのようですよね。
他人のことばかり考えているような人柄に見えるのに、案外とても冷静に自分を見つめているキャラでもあります。
死別というすごく重く感じられるテーマですが、人好きで優しい臣が臆病ながらも冷静に「死」と向き合っていく覚悟がとても美しいイベストです。全体的に静けさとレジリエンスを感じます。
準主演の太一だけでなく、十座や万里、左京も彼の背中を推してくれる存在として登場しますので秋組推しの方は早めに解放しておいて損はないです!
そして何より「異邦人」公演のストーリーが最高です。皆木先生は天才。

冬組・第二回公演『主人はミステリにご執心』 重要度:★★★★★

主演:有栖川誉 準主演:御影密

こちらも重要度は高めです。というか冬組の公演イベストは基本的に重要度がべらぼうに高いです(笑)え、これイベストでやるのー?っていう掘り下げが普通に行われる、それが冬組な気がする。
基本的に5幕・8幕はこの第二回公演と第三回公演の『真夜中の住人』を見ていないとちんぷんかんぷんレベルだと思います。5幕と8幕を理解するために、主ミスと真夜中の住人だけは早めのイベスト解放をおすすめしております。

はい、この主ミスですがやや難解なイベストらしいです(笑)
このお話も『異邦人』と同様に誉と密の関係性というよりは誉自身のお話を中心に、冬組の全体的な関係性について描写されているかと思います。
中でも誉が自身の悩みをリーダーの紬に相談しに行くシーンはかなり印象的な名シーンです。
誉は心の内を紬にさらけ出したわけではありませんが、紬は誉の言いたいことや葛藤を理解し彼のプライドを抉らないような助言をきちんとしてあげることがとっても良いですよね。
また準主演の密と絶妙な関係を形成していく様子も面白いです。ここもやはり仲良しこよしではない絶妙な関係です。誉が主役らしい愉快な雰囲気もしっかりあるので、しょっぱすぎない、味のバランスに優れたイベストです!

さて、次回は第三回公演編をお送りします!お楽しみに~~
既にやってる人がこれを見て楽しいのかは疑問だけど…(笑)

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*1:見逃してしまった過去のイベントストーリーを1話解放できるゲーム内アイテム

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さえこ
「あなたの日常に、コペルニクス的転回を」をコンセプトに、独自の視点で情報発信をしています。 取るに足らないようなありふれたコミュニティーやカルチャーの研究、分析など。