
こんばんは。Twitterなどでは定期的にMBTIなどのタイプ論に基づいた簡易診断がトレンドになることがあるので、皆さんもプレイしたことがあるかもしれませんね。
そんな中で「出た結果に納得できない…」とか、「TかFかよくわからない…」など様々な疑問をお見かけしたり、ご質問いただいたりもします。
ですので、今回はそんなお悩み解決のヒントとなればいいなと思って筆を執らせていただきました。
自己診断のポイント
1.診断で出たタイプを鵜呑みにしないこと
MBTIは「タイプを決めること」が目的ではありません。MBTIでタイプを決めるために自己を冷静かつ客観的に見つめ、自分の本質を理解することが最も重要です。自分にも他者にもそれぞれ違った本質があることを理解し、他者との違いを受け入れ尊重し合えるようになることが目的です。例えばダックスフンドに向かって「キミはどうしてそんなに足が短いんだ!!」と怒ったところで、それはダックスフンドの生まれ持った本質ですから仕方のないことです。【足が短い】というのは客観的事実であり変えることはできませんが、その事実が分かることで「それはどんな良さがあるか」「どう活かせるか」を考えることができます。これは我々の性格も同じことです。タイプを決めることよりも、自分の性格のクセを理解することが重要です。
私は基本的に診断で出てきたタイプを一度疑ってみることをおすすめしています。めっちゃ当たってるじゃん!やば!と思っても、とりあえず疑ってください。すべてのアルファベットの逆の可能性を考えてみてください。この「考える」ことが重要です。違うタイプに導くために言っているのではなく、自己を省みることをして欲しいからです。本当に論理的思考をしているのか?本当に判断機能優先なのか?など、じっくりと考えてみることが大切です。その中で「自分とは逆のタイプがどのような考え方をしているのか?」も学ぶことができ、それがMBTIの学習の重要なポイントだったりします。
2.各心理機能について理解すること
例えば同じF型、同じS型でも外向きか内向きかではかなりの違いがあります。
すべての心理機能を知り、頭で理解していかなければ自分の得意とする心理機能を知ることはできません。
3.自分は正しい自己分析など出来てないと思いましょう
まず初めにタイプを出す段階で自分は自分を客観的に見つめられているわけではないと思うことが大事かもしれません。「自分の性格は自分がいちばん把握しているはず!」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。客観的な自己分析が出来ていない人は案外多いと感ます。まっさらな状態から自己分析をするためにも「自分は自分を分かっていない」というところからスタートして改めて考えてみることが大切でしょう。また他者から言われる印象なども参考になるかもしれません。
「自分はこうしたほうが良いと思う」ではなく「自分の性格の癖」ということを考慮して自己診断してみてくださいね。
総括
かく言う私はNT型なので比較的自己分析も他者分析もかなり得意なタイプですが、タイプの選出には結構な時間をかけたような気がします。
タイプの理論をきちんと理解していないうちに診断をするのは危険だと感じたため、心理機能やタイプ論についてきちんと勉強をしてみたというところも大きいです。
MBTIのワークに参加すると講師の方がタイプを決めてくれますが、たった1日の行動だけでタイプを決められてしまうので私としてはちょっと疑問を感じていますし「偉い人に判断された!」ということで、深い自己分析に終止符を打ってしまいやすいからです。ですので、オフィシャルのワークショップに参加される場合は継続的に参加してみるのが良いでしょう。
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
まぁ何か疑問点があればお気軽にお題箱や質問箱からでも直接のメッセージでも、気軽に聞いてくださいね。
その通りだと思います。
言語化による自己理解はとても難しいことです。
>>くらもさん
かんたんにタイプを選出してしまうことほど怖いことはないですよね。
じっくり自己分析をすることこそが、自己理解にも他者理解にも繋がると考えております。