何かキャラ分析も終わってないくせに新しい企画をはじめます(笑)分散していろいろやるほうが考えが捗るのです!
今回は心理機能から見るキャラ同士の関係【ガチゲーマー組編】です。茅ヶ崎至さんと摂津万里くん。とても面白い関係ですね。
相性は「良し」「悪し」でありません。
まず筆者なりの相性論の考え方を知っていただきたいと思います。
相性に続く言葉って良いor悪いであることが多いですが、私は相性に良し悪しはないと考えています。
適切な距離で適切な関係を取らないと、どんなに相性論で最高!と言われる関係も最悪…と感じることがあるし、逆も然りです。
夫婦・恋人・親友・師弟など、一般的に善と言われる関係だけが素晴らしいわけではありません。
悪友だって、敵対関係だってときに人生に大きな意義をもたらす素晴らしい関係性です。
以前当ブログで「相性論は主観に依るところがある」と書いたのはこのような意味です。時と場合によりすぎる。
だからこそ、「ふたりの相性」ではなく「ふたりの関係」なのです。
当ブログではMBTIから派生したソシオニクス相性論の考えを参考にしております。
ですがあくまでも参考程度に、キャラクターのパーソナリティをしっかりと客観視したうえでゲーム内の「ふたりの関係」について独自に考察していきたいと思います。
なので当ブログの理論はあくまでも参考程度にお願いしますね。
▼ソシオニクスについて▼
ISTPとESTP=鏡像関係
この二人の関係は「鏡像関係」です。内向と外向以外の全てが合致しています。心理機能をおさらいしましょう。

色分けしてみるとわかりやすいですが、画像の右側と左側が鏡のように反転していますね。MBTIを扱うサイトでの相性論では、ISTPの鏡像関係がESTJだと書かれていますが、ESTJはISTPのイドを自我として使っているのでそれを「鏡のような姿」を言われるとちょっと疑問です。おそらくISTPがソシオニクス表記だとISTjになることで混乱してしまった結果だとは思いますが。
相手の考えが容易く理解できる
相手の生き様が写し鏡のように見えるので、理解がしやすいです。興味関心と考え方の基本が似ているので歩み寄る努力をしなくても自然に理解ができます。
実際彼らには「ゲームをガチでやっている」という共通点があります。二人ともいわゆるランカーです。至のほうが内向なぶん興味関心がゲームだけで、よりガチっぽいですが。ゲームをする理由やポリシーはおおよそ共通しており非常に心地よい関係を築くことができます。彼らは共に合理的かつ現実的であり、人と深く関わることや抽象的な考えは苦手であるという共通点を持ちます。なので自分が苦手とすることを無理に強制させられることもありませんし、趣味興味を突き詰めていくには最高の関係であると考えられます。私が鏡像関係の理解において参照したサイトにも「興味と趣味に基づいた友情によく適しています」と記載されていました。(海外サイトの翻訳なので細かいニュアンスは置いといてください。笑) まさにガチゲーマー組は興味と趣味に基づいた友情ですね。
この関係では鏡の中の相手を参照することができます。内向の至は「俺が考えた理論を万里に試してみて欲しい」と思いますし、外向の万里もその理論を面白そうだと思うので、試してみたくなります。相手の言葉や生き方が非常に魅力的に感じます。
その他の鏡像関係には一成&三角のWスリーペアがあります。彼らは直観×感情ですのでガチゲーマー組とはまた種類が違ってきますが、歩み寄る努力をしなくても自然に理解ができるという点でまさしく鏡像関係であると言えます。(詳しくは今後別記事にて)
永遠に“鏡の中の人”
似ているのですがあくまでも「鏡」です。相手が居るのは反転の世界。自分の左側にあるものが相手の右側にあります。なので結局のところ考え方の全てを共有することはできません。彼らは今「ただゲームをする関係(好きなことを合理的に楽しむ)」なのでたいへん心地よい空間を演出することができますが、今より一歩進んだ関係になった場合、微妙なズレが発生します。
おおよそが理解ができるからこそ優先順位の違いがフラストレーションを生むのです。至は内向的思考(Ti)が主機能なので「より合理的な方法を考えること(現実を元に思考する)」が最も重要だと考えます。一方の万里は外向的感覚(Se)が主機能なので「とりあえず試してみること(思考を現実にしてみる)」が最も重要だと考えます。もしもゲーム以外で行動を共にするような関係になったとき、至は万里に対し「それってやる必要ある?俺は面倒だからパス」(万里は余計なことをしている)と感じ、万里は至に対し「至さんって屁理屈言うことが目的なんじゃねーの?」(至さんの考えはこじつけ理論っぽい)と感じます。お互いが鏡のように似てしまっているため、ちょっとした違いが気になってくるようになります。
実際に「夜を歩け!」のイベストでは、二人は最後まで一緒に行動をしませんでした。ソシャゲのクエストがやりたいという共通した気持ちがあったにも関わらず…。至は最後まで屁理屈を言い続け(万里にとっての「ナイトウォークをしないためのこじつけ理論」)、万里はナイトウォークにも興味があったため(至にとっての「余計なこと」)幸と先頭をきってゴールしました。後日至は二人に謝罪しますが、このように二人の関係には微妙なズレが生じることがあります。
まぁ現状この二人はお互いに趣味友達にとどまっています。結局のところ、考え方も興味関心も似てはいるものの、お互い住む世界が違うというのを理解しています。永遠に鏡の中の人。鏡の中の世界にはどうやっても行くことができません。それを理解して関係を楽しんでいるように見えます。
【私見】ガチゲーマー組についての総括
私はこの関係をとても素晴らしいと思います。一歩踏み込んだ深い関係だけが素晴らしいわけじゃないです。とりわけSTPなんて深い感情や哲学の共有なんて意味のないことだし面倒と考えがちですからね。鏡像関係は一歩踏み込むとちょっと心地の悪い悪い関係だと思うのですが、その逆で一歩踏み込まないと心地の悪いけど一歩踏み込めばめちゃくちゃ心地良い関係(双対)というものもありますし、一歩踏み込んでみたら想像と全く違ってた!(幻)という関係もありますし。その全ては等しく素晴らしいものであると私は考えます。なので「実際至と万里は深く心を通じ合わせることができないから悲しい」のではなく、むしろ「そういった深さを共有せずに過ごせる相手に出会えて二人は幸せ者だ」と思っていただきたい。是非この二人独自の関係性を愛して欲しいなぁと思います。しつこいようだけど相性は良し悪しではない!
ズレが生じてしまったナイトウォークのときの話を出しましたが、これだって別に悪いことではないですよ。至は大人げない屁理屈を捏ねまくって終わったわけでなく、それをキッカケとして客観的に自分を見つめ内省することができました。お詫びに洋服を買ってあげるとかめちゃくちゃ「らしくない行動」ですけど、そうでもしなければ流行りのオシャレなアパレルショップなんて行くことなかったでしょうし。いい人生経験になったんじゃないでしょうかね。何だかんだISTPって刺激がないと張り合いがなくて死にそうですから(笑)
おっと、総括のほうが長くなっちゃいそうなので今回はこのへんで。今後の二人の関係も要注目です。
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