こんにちは~!
まずは当ブログのメインコンテンツである性格類型論についてお話します。当サイトではユングのタイプ論を元にした様々な性格類型論を元にキャラクターの性格をタイプ分けしていきます。
今回はかの有名なMBTIの理論についてのお話です。
人間の性格には“クセ”がある
MBTIとは分析心理学の父・C.G.ユングのタイプ論(Psychological Types)をもとに、アメリカのブリックス先生とその娘であるマイヤーズさんによって研究&開発された自己理解のための理論です。(Myers-Briggs Type Indicatorの略)
これは人と人との違いを知ってお互いに尊重しあうことを目的に作られたものであり、人を評価すること目的に作られたものではありません。
4つのアルファベッドの意味は?
MBTIでは以下の対になった8つのアルファベッドを使います。
- 内向:I 外向:E …主に使う心理機能が内向きか外向きかを決めます。
- 感覚:S 直観:N …知覚に関する心理機能です。
- 思考:T 感情:F …判断に関する心理機能です。
- 判断:J 知覚:P …「知覚」と「判断」のどちらの心理機能を外向きに使うかを決めます。
この対になったアルファベッドをひとつずつ取って、タイプ分けしていきます。(INTP、ESFJなど)
大事なのはどちらの機能を使うのがナチュラルで精度か高いかということです。
また、MBTIのタイプは一朝一夕で診断できるものではありません。
1.外向か内向か。(外向=E、内向=I)
主機能が外の世界に向くのか内面に向くのかを表しています。
外向型(E)の特徴
- 興味関心を広げる
- マルチタスク処理ができる
内向型(I)の特徴
- 興味関心を掘り下げる
- ひとつのことに集中する
2.感覚か直観か。(感覚=S、直観=N)
こちらは知覚【情報の取り入れ方】に関する項目です。
感覚型(S)の特徴
- 実際にある物をある通りに知覚
- 五感を使って体感することが好き
- 未来の可能性よりも過去の経験を信頼する
- 具体的
- ボトムアップ的な考え方
直観型(N)の特徴
- 実際にある物のルーツや成り行きを知覚
- 行動することよりもその意味や目的が好き
- 過去の経験よりも可能性を重視
- 抽象的
- トップダウン的な考え方
それぞれの知覚機能は「外向き」か「内向き」かのどちらかが使われます。
これらの知覚に関する心理機能については以下の記事にて詳しくご紹介させていただいておりますので合わせてご覧ください。
3.感情か思考か。(感情=F、思考=T)
こちらは各自が得意とする【判断の仕方】になります。感情的に判断するのが得意か、原理に従って判断するのが得意かということです。
感情型(F)の特徴
- 正しさよりも「人が感じる価値」を大事にしたい
- 人の気持を害したくない
- 温和
思考型(T)の特徴
- 人が感じる価値よりも「正しいこと」を大事にしたい
- 人を不利益にさせたくない
- 厳格
それぞれの判断機能は「外向き」か「内向き」かのどちらかが使われます。
これらの判断に関する心理機能については以下の記事にて詳しくご紹介させていただいておりますので合わせてご覧ください。
4.知覚か判断か。(知覚=P、判断=J)
これが最後のアルファベット、こちらは外界への接し方(外向の使い方)についての項目です。
これは外の世界とのつながる方法を示すものです。
P型の場合は知覚機能「情報を取り入れること」を使い、J型は判断機能「判断すること」を使います。
つまり、P型だと主機能および補助機能にSeかNeを持ち、J型だと主機能および補助機能にFeかTeを持つということです。
以上の4つの項目から自分の得意とする方を組み合わせた4文字が自分の性格タイプとなります。
筆者の場合は外向型(E)・直観型(N)・思考型(T)・知覚型(P)、ENTP型という結果です。
本来はタイプを決めるにあたっては認定ユーザーからのフィードバックが必要です。
ネットでは簡易的なテストが受けられるサイトが多々ございますが、精度にバラつきがあることや各タイプの説明が本筋に沿っているサイトが少ないことから、あくまでも簡易テストはご自身のパーソナリティについて考えるキッカケとしてお楽しみいただければと思います。
当ブログでは心理機能を頭できちんと理解することを推奨しております。
簡易テストでおてがるに判断してしまって終わり、ではMBTIの効能は得られません。
少しでも興味を持っていただいた方は、当ブログの記事にゆっくりでも目を通していただけたら嬉しく思います!
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